HR17 / JE1RBV - OUTDOOR STYLE

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カテゴリ: アマチュア無線

セミデュプレックスメモリー機能とは、同じメモリーチャンネルに送受信別の周波数を記憶させることができる機能です。(機種により、セミデュプレックスメモリー・スプリットメモリーなど呼び方は様々)

「送受信別の周波数」と聞いて最初に思い浮かぶのはレピータ交信でしょう。最近の無線機には、受信周波数をレピータの周波数にあわせるだけで、PTTスイッチを押すと自動的にトーン信号を伴った送信周波数で交信ができる機能がありますので、セミデュプレックスメモリーを使う事もないでしょう。

このセミデュプレックスメモリー、私は国際VHF無線の受信に使っています。

国際VHFでは、同じチャンネルでも、船舶局と海岸局の周波数が異なります。そこで、同じメモリーチャンネルに、船舶局と海岸局の両方の周波数を登録しています。受信時には、同じチャンネルで船舶局と海岸局を切り替えることで、両方の電波を素早く受信することが可能になります。

無線機によっては、この切り替えが、ボタン一つで出来る機種と、出来ない機種があります。交信によっては、頻繁に切り替えが必要なので、ボタン一つで切り替えができないと不便です。

例えば、私が持っている無線機では、スタンダード FT-270 と FT-7800 は、リバースボタンだけで、送受信周波数の切り替えが可能です。同じスタンダードでも、VX-6 と VX-3 は、ファンクションボタンを押してからリバースボタンを押します。
 
私が国際VHF無線の受信に一番便利に使っているのは、スタンダード FT-270 です。国際VHFチャンネルを、メモリーチャンネルに登録し、メモリーチャンネルには名前も付けています。16MAIN から NVHF20、NVHF22 などへ移動し、ボタン一つで船舶局と海岸局を切り替えます。

ft270-1
 
ft270-2

FT270では、同じメモリーチャンネルに送受信別の周波数が記憶されている時は、ディズプレイに [-] [+] マークが表示されます。
 
セミデュプレックスメモリーは、とても便利な機能です。活用してみてください。(^_^)v
 

スタンダード FT-270 は、私が愛用する2mシングルバンドのハンディートランシーバーです。

お気に入りトランシーバーですが、付属のニッケル水素バッテリーを「標準充電器NC-86A」で充電するには10時間かかります。その為、急に翌日に使うことになった時など、充電時間が足りないこと、しばしば・・・。充電時間が終わっても、充電が止まらないので、過充電にならないように自分で10時間を計っている必要があります。

ft270

そこで、今回購入したのが、「急速充電器 CD-47」と、「CD-47用ACアダプター PA-43A」。
「CD-47用ACアダプター PA-43A」と「標準充電器NC-86A」がそっくりなので、共通で使えないの?っと思ったのですが、「CD-47用ACアダプター PA-43A」のOUTPUT電圧は16Vでした。
っという事で、「CD-47用ACアダプター PA-43A」と「標準充電器NC-86A」はセットで購入しましょう!
 


先日のキャンプ( PICA富士西湖キャンプ場 )では、場内での連絡手段に特定小電力無線と、アマチュア無線が大活躍しました。

娘(10才)と、義理の姪(23才)には、特定小電力トランシーバー(以下、特小)を持たせました。気が付くと二人は、普通にトランシーバーで交信していました。
姪っ子に、「トランシーバーで話すの上手だね!」っと言うと、「カラオケ屋のバイトで、いつも使っていたから!」、だって。なるほど、なるほど。

キャンプ場では、特に電波が届かなくなるような障害物が無いので、特小トランシーバーがあれば充分に役立ちます。
しかし、今回のキャンプでは、娘にアマチュア無線をもっと気軽に使ってもらおうと思い、私と娘の連絡手段はアマチュア無線としました。

RBV-VIC

使用する無線機は、私がスタンダードFT-270、娘がスタンダードVX-3 です。どちらもスタンダードのハンディー無線機なので、今回は、「ページャー機能+ベル機能」 を利用してみることにしました。


ページャー機能とは
取扱説明書より
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仲間同士で運用時、それぞれ個別コード(2つのCTCSSトーンを使用したコード)を設定することにより、特定の局だけを呼び出しすることができます。
なお、呼び出された局は、呼び出しがあった時に無線機から離れていたとしても、ディスプレイの表示などで、呼び出しがあったことを知ることもできます。

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ページャー機能は、自局のコードと、相手局のコードを無線機に設定する為、お互いに決まった相手としか交信できなくなります。個別コード(2つのCTCSSトーンを使用したコード)を使用している為、設定した相手局の声しか聞こえません。つまりページャー機能とは、相手局の設定したトーン信号の受信を許可させる機能ですね。 という事で、ページャー機能を使っていない無線機では受信が可能です。

3名以上の仲間同士で使う場合に、各局が異なるコードを使うことで、個別呼び出しが可能になります。全局が同じコードを使えば、そのグループだけの交信が可能になりますが、それでは通常のトーンスケルチ機能とあまり変わらないですね。

ベル機能とは
取扱説明書より
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ディスプレイの表示とベル音で、呼び出されたことを確認することができます。 
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今回は、ページャー機能に合わせて、ベル機能も設定しました。呼び出しがあると、無線機がベル音で知らせてくれます。アウトドアでは、無線機を腰に付けたまま作業しているので、呼び出しに気付かないこともあります。なので、アウトドアでは、ベル機能は意外と役立ちました。
呼ばれた側は、腰から無線機を取り出すのに少し時間がかかりますので、「これから呼ぶよ!」って感じで、一度PTTボタンを押してベルを鳴らします。一拍おいてから話し出すことで、スムーズな交信が可能です。

ページャー機能+ベル機能 については以上です。


免許を取得したばかりの娘も、ちゃんと、「相手局のコールサイン こちらは 自局のコールサイン」を言いながら、交信できるようになりました。

「JE1RBV こちらは JG1VIC カフェでクレープ買って行くけど、何がいい?」
「JG1VIC こちらは JE1RBV クレープより、カフェモカ飲みたいな・・・ どうぞ!」

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